私は昔から、つい「大丈夫です」と言ってしまうところがあります。
忙しくても、心の中で不安があっても、頼まれたことは引き受けてしまう。
自分が弱っていることに気づかないまま、「まだやれる」「ちゃんとしなきゃ」と頑張ってしまうのです。
助けを求めたり、人に甘えたりすることがなかなかできませんでした。(今でもそういうところあるかもしれないですが。)
本当はもう限界に近づいていても、「まだ大丈夫」と自分に言い聞かせて動いてしまう。
そして気づくと、一人で抱え込んで身動きが取れなくなっているのです。
さらに厄介なのは、人に話そうと決めても、相手の様子を見て「今は違うかな」と引っ込めてしまうこと。
「変に思われないだろうか」「ちゃんとしていないと思われないかな」という気持ちが働いて、結局口をつぐんでしまう。
そうやって頑張り続けていると、表面上は平然と振る舞えても、心の中では答えが見えにくくなっていきます。
考えれば考えるほど出口が遠のく。
それは、自分で自分を追い込んでいるようなものだと、後になってようやく気づきました。
なぜ頑張りすぎてしまうのか
気づけばいつも「大丈夫」って言っている。
本当は疲れていても、「しっかりやらなきゃ」という気持ちが勝ってしまう。
その結果、弱っていることに気づかないまま走り続けてしまいます。
「迷惑をかけたくない」「頼られる人でいたい」という気持ちは自然なことです。
でもその思い込みが強すぎると、心や体が発しているサインに耳を傾けられなくなる。
本当は立ち止まる必要があるのに、「まだいける」と無理を重ねてしまう。
これが頑張りすぎてしまう大きな理由なのだと思います。
頑張りすぎるとどうなるか
弱っていることに気づかないまま頑張ると、だんだん視野が狭くなります。
「こうするしかない」と思い込んで、冷静に状況を見渡す余裕をなくしてしまう。
考えても考えても同じところを回っているようで、前に進めなくなるのです。
さらに、一人で抱え込むことで孤独感が強くなります。
誰にも言えないまま時間が過ぎ、「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い立てる。
その結果、ますます答えが見えなくなり、出口が遠のいてしまうのです。
頑張ることは大切ですが、やりすぎると逆に動けなくなる。
これは、多くの人が無意識のうちにハマってしまう落とし穴です。
力を抜くことの意味
ここで大事なのは、「弱さを見せること」よりも、まず自分の「弱さに気づくこと」。
「あれ、ちょっと疲れてるな」「一人では抱えきれないな」って気づけるだけで、一歩前に進めます。
気づいたら、それを否定せずに「まあ、そういう時もあるよね」と受け入れる。
そのうえで、ちょっとだけ力を抜いてみる。
たとえば「少し話してみる」とか、「ここだけお願いしてみる」とか、ほんの小さな頼り方で十分です。
弱さに気づき、それを「弱っているんだ」と認めることは甘えではありません。
むしろ、答えを見つけるためのきっかけになります。
人に頼ることで外の視点が加わり、一人では見えなかった考え方に気づける。
そう思います。
最後に
頑張り続けることは素晴らしいことです。
でも、どんなに強い人でもずっと走り続けることはできません。
本当に大切なのは、「弱さに気づけること」。
それが自分を守り、前に進むための力になるのだと思います。
もし今、「考えても答えが出ない」「どうしたらいいかわからない」と感じているなら、
それはあなたが弱いからではありません。
ただ、頑張りすぎて自分の状態に気づけなくなっているだけかもしれません。
一人で抱え込むよりも、外の視点に触れることでふっと光が差すことがあります。
私にとっては占い・五行易がその手段でした。
人に頼ることで外の視点が加わり、一人では見えなかった考え方に気づける。
止まってしまったときは、ぜひ一度、外の声に耳を傾けてみてください。
きっと、隠れていた答えが浮かび上がってくるはずです。
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