「やらなきゃと思うのに、なかなか動けない」
「まだ答えが出ていないのかも…」
そんなふうに感じたこと、ありますよね。
でも実は、“まだ決めてない”んじゃなくて──もう決めてるからこそ動けないんです。
心の奥では「これだ」と思っているのに、自分の中でまだ腹に落としきれていない。だから足が止まってしまう。
それは決して弱さじゃなく、「本当にこの答えでいいのかな」と自分を確かめている時間でもあります。
ここでは、動けないときにどんな気持ちが働いているのか、そしてそこからどうやって一歩を踏み出せるのかをお話ししていきます。
「動けない=決められていない」ではない
動けないとき、多くの人は「優柔不断だから」「自分は決められない人間なんだ」と責めてしまいます。
けれど本当は違います。動けないのは「まだ答えが出ていないから」ではなく、答えが出ているからこそ立ち止まっていることが多いのです。
心の奥ではもう「これにしたい」と決めている。
でも、その選択を自分に納得させきれていない。つまり、心と頭の間で“まだ馴染んでいない”状態。
このズレがあるから、「決めているのに動けない」と感じるのです。
「決めたはずなのに動けない」
では、なぜ「もう答えはあるのに」一歩が出ないのでしょうか。
失敗が怖い、不安がブレーキをかける
「間違ったらどうしよう」「うまくいかなかったら恥ずかしい」
そんな思いがブレーキをかけます。
正解を選ぼうとするほど、動けなくなる。
誰かの基準や常識と比べてしまう
「普通はこうするもの」「みんなならこうする」
他人の基準と自分を比べるほど、自分の選択が小さく見えてしまう。
すると「これで本当にいいのかな」と迷いが深まります。
タイミングを測ろうとする自分がいる
「今はまだ早いかも」「もう少し準備してから」
そうやって理由をつけて先送りにしてしまう。
実は答えは決まっているのに、「動かない理由」を上手に見つけてしまうんですね。
心の声を信じる練習
では、どうすればその“決めているけど動けない”状態を抜けられるのでしょうか。
まずは「すでに決めている」と気づくこと
「私はまだ決められていない」と思い込むのではなく、
「本当はもう決めているんだ」と気づくことが第一歩です。
その気づきがあるだけで、迷いの景色がガラッと変わります。
小さく試してみる──スモールスタートが一番いい
いきなり大きな一歩を踏み出す必要はありません。
むしろ、最初は小さな行動がいい。
少し動いてみれば、「思っていたのと違った」「これは合ってる」と見えてくる。
やってみるからこそ修正できるし、ブラッシュアップできる。
最初から完璧にしようとせず、“スモールスタート”で十分なのです。
その一歩で体感が生まれる
小さくても行動すると、「やっぱりこれでよかった」「これは違った」という感覚が体でわかってきます。
それは机の上で考えているだけでは得られない、貴重な体験です。
行動から得た体感は、自分の選択を裏づけてくれる大きな力になります。
動けなかった時間が、あとから効いてくる
立ち止まっているときは「無駄な時間だ」と思いがちですが、実はそうではありません。
迷いはムダではなく、自分を確かめる大切なプロセス
迷っている時間は、自分に「本当にこれでいいの?」と確認している時間。
答えを確かめるための大切なプロセスなのです。
止まっていた時間があるからこそ、答えに自信を持てる
立ち止まって考えたからこそ、「これで大丈夫」と思える。
早く動けなかった時間があるから、むしろ選んだ道に自信を持てる。
「迷ってよかった」と振り返れる日が必ず来る
後から振り返ったとき、「あの時間があったからこそ、今の自分がある」と思える瞬間がやってきます。
動けなかった時間も、ちゃんと意味を持って効いてくるんです。
動けないときに思い出してほしいこと
動けないのは、答えがないからではなく、すでに答えが出ているから。
迷いは弱さではなく、自分の選んだものに馴染ませる時間。
心の中にある答えを、そっと信じてあげてください。
まだ動けなかった時間も、これから歩き出すあなたを支えてくれます。
迷いを超えた一歩は、きっと思っている以上に軽やかです。
もし「自分の中にある答えを形にしていきたい」と思ったときには、外からの視点も力になります。そのときはお気軽にご相談くださいね。
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