資金が足りない。借りるべきか、待つべきか迷ったとき

資金が足りない。借りるべきか、待つべきか迷ったとき 会社・経営・事業
資金が足りない。借りるべきか、待つべきか迷ったとき

苦しいときほど、「借りれば何とかなる」が頭をよぎる

日本経済や業界全体が不安定な時期に、
自分の会社も実際に苦しい状況になったことがありました。

そのとき、以前からお世話になっていた会社の社長から、
「今なら、〇〇だったら最大で5,000万円くらい融資を受けられると思うよ」
と話されたことがあります。

正直、その金額を聞いたとき、
「それだけあれば、しばらくはやっていけるかもしれない」
と思いました。

でも同時に、すぐに別の感覚も出てきました。

本当に、うちの会社の規模でそこまで必要なのか。
借りるのはいいけれど、それは返していかなければならないお金だよね。

そう思ったのです。


借りること自体が悪いわけではない

もちろん、事業をしていれば資金が必要になる場面はあります。

たとえば、

  • 売上の入金より先に支払いが来る
  • 新しい仕事のために先に仕入れが必要になる
  • 人件費や運転資金が先に必要になる

こういうことは普通にあります。

だから、借入そのものが悪いという話ではありません。

必要な借入もあります。

ただ私はそのとき、
「借りられるなら借りた方がいい」という感覚にはなれませんでした。


借りた瞬間の安心と、その後に続くもの

借りることはできる。

でも問題は、その先です。

借りたお金は、返していかなければならない。

借りた瞬間は安心できます。

資金が手元に入る。
支払いもできる。
一度、呼吸ができる。

でも、そのあと始まるのはこういうものです。

  • 毎月の返済
  • 利息
  • 資金繰りの管理
  • 売上へのプレッシャー

この「じわじわ来る圧」はかなり重いです。

会社が健全でも、返済があるだけで判断が変わります。

使えるお金が減る。
余裕が減る。
攻め方も変わる。

だから、借入の判断は慎重になります。


借りられることと、立て直せることは別

実際、その話をしてくれた会社は、
後から知ったことですが、倒産前に資金ショートしていました。

もちろん、その時は知りませんでした。

でも振り返ると、強く思うことがあります。

借りられるかどうかと、借りて立て直せるかどうかは別。

ここを一緒にしてはいけない。

これは本当に大事だと思います。

借入がいいか悪いか。

それ自体は、税理士さんや金融機関など、専門家に確認した方がいい部分もあります。

だから、ここで言いたいのは
「借りた方がいい」「借りない方がいい」
という話ではありません。


借りる前に見るべきことがある

大事なのはその前です。

そもそも、そのお金は本当に必要なのか。

ここです。

資金が苦しいと、どうしても

「借りるか」
「借りないか」

この二択になりやすい。

でも本当は、その前に見るべきものがあります。

借りないという選択をして、乗り切れる方法はないか。

ここを見ないまま借りると、
苦しさを先送りするだけになることがあります。


本当に知りたいことは何か

相談でもよく感じます。

実際に聞きたいことは、

「借りられますか?」

ではなく、

  • 借りないで乗り切れるか
  • 待った方がいいのか
  • 今、動くべきなのか

そこだったりします。

借りた方がいい人もいます。
借りない方がいい人もいます。

どちらが正解かではありません。

でも、
借りた先に回復する流れがあるのか。
ここは見た方がいい。

今の苦しさは一時的なのか。
それとも、構造そのものに問題があるのか。

ここを見ずに借りると、
あとでもっと苦しくなることがあります。


焦っているときほど、整理する

五行易で見る場合も、
単純に「借りられるか」だけを見るのではなく、

  • その借入が助けになるのか
  • 負担を増やすものになるのか
  • 借りたあと流れはどう動くのか

そういう流れを見ていきます。

資金が足りないときは焦ります。

目の前の支払いがあると、冷静に考える余裕もなくなります。

でも、焦っているときほど必要なのは、

勢いで借りることでも、怖くて止まることでもなく、今の状況を整理すること。

借金が増えるのが怖い。
返していけるのか不安。
借りた方がいい気もするけれど、本当にそれでいいのか分からない。

そう感じるのは、自然なことです。

むしろ、ちゃんと先の重さを分かっているからこそ、慎重になるのだと思います。

借りるべきか。
待つべきか。
別の方法で乗り切れるのか。迷ったときは、
まずその判断の前提を整理すること。

そこから見えてくるものは、意外と多いものです。


「気になるけれど、どうしたらいいだろう…」と思ったときが、ご縁のタイミングかもしれません。
ご相談や鑑定のお申込みは、LINE公式アカウントから簡単に行えます。
鑑定のお申込みやちょっとしたご質問も、まずはLINEからお気軽にどうぞ。

LINE 友だち追加