ブレる気持ちを整える「自分の軸」のつくり方

自分

気持ちがブレてるな…
いろんなことが重なると、自分の軸がグラグラしてくる感じ。
そんなときは、立ち止まってもいい。少し整えてみることが大事なんだと思います。

私自身、デザインの会社をやっていた頃は、毎日が判断の連続でした。
「これでいいですか?」「進めても大丈夫ですか?」
新しい案件を受けるかどうか、どこまでやるのか、会社としてどう動くか——
とにかく決めなきゃいけないことが多くて、判断力が試される日々。

調子がいいときは、サクサク決められる。
でも、うまくいかないな…と感じている時ほど、気持ちがブレやすい。
悩んでいるうちに状況が迫ってきて、焦って決めてしまって、
あとから「あれ、本当に自分らしい選択だったかな?」とモヤモヤすることも。

ブレたまま進むと、どんどんおかしな方向に行ってしまう感覚があって、
気づいたら「私、何を大事にしたかったんだっけ?」と、自分がわからなくなる。

そんな経験を通して気づいたのは、
“正しい答え”を探すよりも、“自分らしい答え”に戻ってこれることの方が大事だということ。
つまり、自分の軸を整えておくことが、ブレや迷いを立て直す助けになると気付いたんです。

今回は、そんな「ブレる気持ち」とどう向き合うか、
そして「自分らしさ」をどう整えていくかについて、私なりの視点で書いてみようと思います。

なぜ気持ちがブレてしまうのか?

毎日の中で、小さな判断を重ねていくのって、思っている以上にエネルギーが必要です。

仕事や家庭で責任を担っていればなおさら。
「決めること」が次々に押し寄せてきて、 自分の余裕や感覚がどんどん削られていく感覚になっていく…
そうやって疲れているときに、物事がうまくいかなかったり、 誰かとの関係がギクシャクしたりすると、自分の判断に自信が持てなくなってくるんですよね。

すると、周りの意見に流されたり、「まあこれでいいか」と違和感を感じつつも飲み込んでしまったり。 そしていつの間にか、自分の判断の軸が、外側に向いてしまう。

そうなると、自分が何を大事にしたいのかもわからなくなって、 気づかないうちに、不安や焦りばかりが増えていく結果に。

「自分軸」があると、どう変わる?

そんなふうに気持ちがブレてしまっても、 「自分軸」があると、戻ってこれる場所ができます。

「あれ、私は本当はどうしたかったんだっけ?」 そんなふうに、自分に立ち返ることができるだけで、気持ちがスッと落ち着くことってあると思うんです。
判断の基準が自分の中にあると、選択のスピードや質も変わります。 「自分で決めた」と思えるだけで、迷いが少し軽くなる。

それが積み重なっていくと、自然と行動にも自信が出てきて、 無理に頑張らなくても、自分らしくいられるようになっていくんですよね。そうなると不思議と、周りとの関係も安定してくるんです。
自分が落ち着いていると、相手にも安心感を与えることができるから。

だからまずは、自分の内側を整えることが何より大切なんだと思います。

でも、自分軸って、そもそもなんだろう?

「自分軸を整える」って言葉、よく聞くけれど、 そもそも“自分軸”ってなんなのか、ピンときていない方も多いと思うんです。

はっきりと「これが自分の軸です」と言えるなら、きっと今こんなに迷っていない。 ブレている自分をどうにかしたくて、このブログにたどり着いてくださった方もいるかもしれません。

私自身、自分軸なんてものは、最初から明確に持っていたわけじゃありませんでした。 むしろ何度も揺れて、迷って、ようやく少しずつ見えてきた感じです。

だから、今「よくわからない」と思っている人ほど、 きっとこれから自分なりの軸を育てていける人なんだと思います。

「自分軸」を整えるためにできること

とはいえ、自分軸って「こうすれば整いますよ」と一言で言えるような、そんな簡単なものじゃないんですよね。むしろ、少しずつ育てていくような感覚に近い気がします。

たとえば、最近心がザワザワした場面を思い返して、メモしてみること。
きちんと書こうとしなくても、携帯のメモにひとこと残すくらいで十分です。

仕事で決断を迫られたとき、人とのやりとりの中で揺れたとき——
そのとき、自分がどんな気持ちだったか、どこに引っかかりを感じたか。

そういう小さな振り返りの中に、「自分はどんなときにブレやすいのか」のヒントが隠れています。
また、何かを決めたあとに、「これは自分らしい判断だったかな?」と問いかけてみるのもおすすめです。
たとえ違和感があったとしても、それに気づけたこと自体が大きな前進。

こうした小さな積み重ねの中で、少しずつ「自分らしさの輪郭」が見えてきます。
自分軸って、最初から明確にあるものではなくて、
むしろ、ブレたり悩んだりしながら整えていくものなんだと思います。

だからこそ、「あ、またちょっとズレてるかも」と思ったら、
そのたびに立ち止まって、整え直していけばいいんです。

ブレる時間も、必要なプロセス

ブレることや迷うことって、決して悪いことじゃなくて、 「ちゃんと考えてる」っていう証でもあると思うんです。
誰だって、ずっと完璧に整っているわけじゃない。 だからこそ、迷ったときこそ、自分を見直すチャンスなんじゃないかなと感じています。

ブレて、立ち止まって、また整え直して。
その繰り返しの中で、自分らしい軸は少しずつ育っていくんだと思います。

もし今、気持ちが揺れていたり、判断に迷っていることがあるなら、五行易で、いまの状況や流れを整理してみるのもひとつの方法です。

今のあなたにとって必要な視点や軸が、そこから見えてくることもあります。

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